バルテックの不正アクセス 第2報|サーバーにマルウェアを設置される
公開
勤怠管理・経費精算などの「MOT」シリーズや POS システムを提供するバルテックは2026年10月23日、不正アクセスについての第二報を出しました。 2026年10月20日に第三者から不正アクセスを受け、サーバーの内部にマルウェアを設置されたとしています(バルテックの2026年10月23日の発表)。 対象になりうる情報は、最大で氏名・電話番号・メールアドレスなどの顧客の情報とし、漏えいした事実は現時点で確認していないとしています。同社のサービスを使っている会社や店舗に関係します。
公表された内容
- 何が起きたか:2026年10月20日に第三者から不正アクセスを受け、サーバーの内部にマルウェアを設置されたとしています
- 対象になりうる情報:最大で、氏名・電話番号・メールアドレスなどの顧客の情報。漏えいした事実は現時点で確認しておらず、影響の範囲を調べ続けているとしています
- 件数:公表されていません
- 対象になりうるサービス(最大):POS システム全般、MOT経費精算、MOT勤怠管理、MOT/Shift、MOT文書管理、MOT/SFA、MOT/HG・MOT/Cloud の管理システム、WEB予約システム、MOT/REC、MOT/Hotel、MOT/WEB請求書システム、施設予約システム、面会予約システム、レンタルオフィスシステムなど。券売機(画像・音声のダウンロード)、BeSHOKU(画像のアップロード)、BeSALO・BeKARTE(資料のアップロード・施術の画像の参照)は一部の機能が対象です
- とった措置:被害の拡大を防ぐためにサービスと関連のサービスを止め、該当するサーバーをネットワークから切り離したとしています
- 復旧の見込み:第二報には書かれていません。第一報では最短で10月26日中としていました
- 再発防止策:公表されていません
- 今後:各サーバーの記録の調査と、より詳しい影響の範囲の確認、関係機関への情報の共有を進め、新たな事実が分かれば知らせるとしています
経緯
- 2026年10月20日:第三者からの不正アクセス(第二報による)
- 2026年10月22日:第一報。顧客の情報の流出とみなされる事実を確認したとし、20以上のサービスを停止。原因を「PHP の脆弱性を狙った攻撃」としたが、同じ日の追記で、同社のサービスそのものの脆弱性を突かれたものと訂正
- 2026年10月23日:第二報。サーバーへのマルウェアの設置を公表し、対象になりうる情報とサービスを示した
中小企業が今日からできること
- 使っているサービスが対象の一覧にあるかを確かめる:勤怠・経費精算・シフト・請求書・POS・予約・券売機など、バルテックのサービスを部署や店舗ごとに洗い出し、第二報の一覧と照らし合わせる
- 復旧が延びたときの手順を決める:第二報には復旧の見込みが書かれていない。勤怠の記録や請求書の発行など、締め日に関わる作業を別の方法でどう回すかを決め、担当を割り当てる
- 預けている客と社員の情報を書き出す:サービスに入れている氏名・電話番号・メールアドレス、予約や施術の記録などを確かめ、続報で自社が対象と分かったときに客へすぐ知らせられるようにする
- バルテックを名乗る連絡に注意する:ログイン情報の入力や支払いを求めるメール・電話には応じず、公式のお知らせとサポートの窓口で確かめる
- 委託先のサービスの事故のときの連絡の流れを作る:業務に使うクラウドで事故が起きたとき、誰が公式の発表を見て、社内と客に何を伝えるかを平時に決めておく
出典
- バルテック「《第二報》不正アクセスによるお知らせ」(2026-10-23)
- バルテック「不正アクセスによるお客様情報流出の可能性および一部サービス停止のお知らせ」(2026-10-22)