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GMOインターネットに不正アクセス|お名前.com デスクトップクラウドの全プラン停止

GMOインターネットは2026年10月21日、Windows のデスクトップ環境を貸し出すサービス「お名前.com デスクトップクラウド」で、一部の利用者のサーバーに第三者が不正なプログラムを置いていたと公表しました。 10月24日の第4報では、利用者の情報が外部に持ち出されたことを確認し、攻撃者とみられる者から金銭を要求されていると公表しました(GMOインターネットの2026年10月24日の発表)。 このサービスを使っている人、とくにサーバー上で FX などの取引ツールを動かしていた人に関係します。

公表された内容

  • 件数:影響の可能性があるサーバーは全プランの26,739件。不正アクセスや情報の取得が確認された件数ではないとしています(2026年10月24日の第5報)
  • 情報の種類:サーバー内に保存された情報で、取引ツール(MT4/MT5 など)に保存された取引口座のログイン情報などが取得され、不正に使われた可能性があるとしています。決済の情報(クレジットカードの情報を含む)はサーバー上に持っていないとしています
  • 外部への持ち出し:利用者の情報が外部に持ち出された事実を確認したとしています。件数・範囲は公表されていません(第4報)
  • 金銭の要求:攻撃者とみられる者から金銭を要求され、応じなければ、国内外70社超の証券会社・FX 会社などの顧客口座への不正な操作を続ける、サービスと接続された利用者の PC の情報を公開してランサムウェアの攻撃をする、などと伝えられたとしています。会社は要求に応じない方針です(第4報)
  • 原因・侵入経路:セキュリティの専門会社と調査中としています

経緯

  • 2026年10月19日:利用者からの問い合わせを受けて調査を開始
  • 2026年10月20日:一部の利用者のサーバー環境に、第三者が置いた不正なプログラムを確認
  • 2026年10月21日:午前4時から全プランのサーバーを順に停止し、第1報を公表
  • 2026年10月22日:警察に相談(第2報)
  • 2026年10月23日:第3報
  • 2026年10月24日:第4報で情報の持ち出しと金銭の要求、お見舞金と損失の補償を公表。第5報で利用者へのお願いを改めて案内

会社の対応

  • 全プランのサーバーの停止を続け、今のシステム基盤では再開せず、作り直すとしています。Windows の環境を使い続けたい利用者には、別のクラウド基盤の代わりのサービスへの乗り換えを案内し、乗り換え後6か月は無料としています(本人の同意なしには移さない)
  • 今使っている全員に、金銭の被害の有無にかかわらず一律5,000円のお見舞金を払うとしています。案内は10月30日23時59分までにメールで送るとしています
  • 不正アクセスによると会社が認めた不正な取引の実際の損失(差損と手数料など)を補償するとしています。申請の方法は11月6日までに案内するとしています
  • 警察に捜査を要請し、取引所・証券会社にこのサービスからのアクセスの遮断や不正な取引の監視を頼んでいるとしています
  • 本件に便乗した偽の補償の連絡に注意するよう呼びかけ、パスワードやカードの情報をメール・電話で聞くことはないとしています。相談の窓口(電話は24時間受付)を設けています

中小企業が今日からできること

  • クラウドのサーバーに置いている認証情報を洗い出す:借りているサーバーや仮想デスクトップに、銀行・取引・業務システムのパスワードを保存していないかを確かめる。保存しているなら、サーバーとは別の端末から変更する
  • お金を動かすサービスには二要素認証を設定する:ネットバンキング・取引口座・決済の管理画面は、パスワードだけで入れないようにし、ログイン中のセッションを切れる場所を確かめておく
  • サービスが止まったときの代わりを決めておく:業務で使うクラウドが突然止まったときに、どの端末・どのサービスで仕事を続けるかを決め、データのバックアップを手元にも置く
  • 便乗の連絡に注意する:補償やお見舞金をかたるメール・電話に、パスワードや口座の情報を答えない。案内は契約しているサービスの公式サイトで確かめる

出典

企業インシデントの記事