トップ > 企業インシデント

トラストバンクの不正アクセス 第3報|自治体向けの管理システムを再開

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」への不正アクセスを公表していたトラストバンクが、2026年10月26日に第3報を出しました。 自治体とお礼の品を扱う事業者が使う寄附管理システムについて、安全対策と検証を終えたとして、10月26日から順に運用を再開したとしています(トラストバンクの2026年10月26日の発表)。 寄附者向けのサイトは止めたままで、再開の時期は決まりしだい知らせるとしています。

公表された内容

  • 再開したもの:自治体・お礼の品の取扱事業者向けの寄附管理システム。寄附の受付の確かめや、お礼の品の発送の手配が進むとしています。自治体や品目によっては、届くのが遅れることがあるとしています(2026年10月26日の発表)
  • 再開していないもの:寄附者向けのサイト。今回の再開は新しい寄附の受付を始めるものではないとしています
  • パスワード:同日に出した寄附者向けのよくある質問では、全会員の今のパスワードを無効にしたとしています。サービスの再開後に新しいパスワードの設定が要るとしています
  • ワンストップ特例・確定申告の手続き:よくある質問では、再開の目処は決まっていないとしています
  • 件数・原因・侵入経路:第3報では新しく公表されていません。外部の専門家・専門機関の協力のもとで事実関係と影響の範囲を調べているとしています

経緯

  • 2026年10月19日:通常と異なるアクセスを把握し、ふるさとチョイスの関連サービスを停止
  • 2026年10月20日:10月17日の不正アクセスで寄附者の情報4,454,097件が流出したと公表。同日、個人情報保護委員会へ報告
  • 2026年10月21日:対象の会員へ個別のメールを順に送り始めた
  • 2026年10月23日:第2報。寄附者5人について、寄附履歴やカードの一部の情報などが外部に流出していたと公表
  • 2026年10月26日:第3報。自治体・事業者向けの寄附管理システムを順に再開。寄附者向けサイトは停止を続ける

中小企業が今日からできること

  • 再開の順番を先に決めておく:止めたシステムを、取引先向け・社内向け・お客さま向けのどれから戻すか、戻す前に何を確かめるか(修正・設定の見直し・検証)を手順にしておく
  • 全員のパスワードを無効にする手順を用意する:会員サイトや社内のシステムで、全アカウントのパスワードを一度に無効にし、再設定してもらう方法があるかを、制作会社やシステムの担当に確かめる
  • 取引先に遅れを知らせる文面を用意する:システムを止めたときに、発送や支払いの遅れを取引先・お客さまへ知らせる文面と連絡先の一覧を作っておく
  • 社員が会社のアドレスで登録したサービスのパスワードを変える:ふるさとチョイスを会社のアドレスで使っていれば、同じパスワードを使っている会社のアカウントのパスワードを変える
  • 「再開」「再設定」を名乗る連絡に注意する:パスワードの再設定を求める、それらしいメールやSMSが来るおそれがある。リンクを開かず、公式サイトから確かめるよう社内に伝える

出典

企業インシデントの記事

プレステージ・インターナショナルに不正アクセス|ロードサービス利用者最大約550万件が流出

プレステージ・インターナショナルが11月2日、グループの業務システムへの不正アクセスで、ロードサービスを使った人の個人情報が最大約550万件外部に持ち出されたと公表しました。公表の内容と中小企業が確かめたい点をまとめます。