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【インシデント速報】2026年10月13日|NewsPicks36万件・リゾートトラスト6.2万件・ココナラ2294件

【インシデント速報】2026年10月13日|業務ツール・委託サイトから預けた個人情報が流出

今日のポイント(3行以内):
①NewsPicksが利用する業務管理ツールへの不正アクセスで、最大約32万3,000件のメールアドレスとクレジットカード情報の一部が漏えいの可能性。②リゾートトラストはウェブサイトへの不正アクセスで会員・ホテル予約者あわせて約6万2,000件の情報が流出。③ココナラのスキルマーケットでは履歴書・職務経歴書2,294件が漏えい。いずれも「自社が集めて外部に置いた個人情報」が狙われており、預け先と公開範囲の棚卸しが今週の確認事項です。

ユーザベース(NewsPicks)、業務管理ツールへの不正アクセス 最大約36万件のカード情報の一部が漏えいのおそれ

経済ニュースメディア「NewsPicks」を運営するユーザベースは2026年10月8日、NewsPicksが利用する業務管理ツールが第三者からの不正アクセスを受け、利用者の個人情報が漏えいした可能性があると公表しました。同日12時48分に不正アクセスを検知して対策本部を設置し、14時01分には該当サーバーをネットワークから隔離。21時44分には個人情報保護委員会へ速報を提出し、警察にも相談しています。

漏えいの可能性がある情報は、メールアドレスが最大約32万3,000件、クレジットカード情報の一部(カード名義人氏名とカード番号の下3〜4桁)が最大約36万2,000件です。このほか氏名・勤務先・住所・電話番号も対象に含まれます。これらは利用者の実人数ではなく情報の件数で、公表時点までにサービスを利用した一部の顧客が対象とされています。カード番号の全桁やパスワードの流出は現時点で確認されておらず、不正利用も確認されていないとしています。侵入経路や、使われていた業務管理ツールの詳細は未公表です。サービスは通常どおり提供を続けています。

中小企業への影響

顧客管理や請求、問い合わせ対応などに使う「業務管理ツール(管理画面)」は、社内の目には見えても、設定を誤るとインターネット側から入口が開いたままになります。カード情報の下4桁や名義だけでも、本物そっくりの請求メールやフィッシングの材料になります。自社が開発していないツールでも、そこに顧客情報が入っていれば漏えいの責任は利用企業側に及びます。

推奨対応

  • 管理画面・管理ツールにインターネット側から直接ログインできないか確認し、IP制限や多要素認証をかける
  • ツールに保存している個人情報の項目(氏名・連絡先・カード情報)を洗い出し、不要なデータは削除・保持期間を短くする
  • 「カード番号の一部や名義を使った偽の請求・確認メール」が来る前提で、従業員と顧客に注意を周知する
📌 このインシデントは継続追跡中です。続報があり次第更新予定。

リゾートトラスト、ウェブサイトへの不正アクセスで会員・ホテル予約者あわせて約6万2,000件が漏えい

会員制リゾート事業を手がけるリゾートトラストは2026年10月9日、同社グループが管理するウェブサイトが不正アクセスを受け、個人情報が漏えいしたことを確認したと適時開示で公表しました。10月5日の夜間にシステムの異常動作を認め、6日に事象を認知、7日に不正アクセスによる情報漏えいを確認したとしています。

漏えいした情報は、リゾートトラストグループの会員情報が約2万6,000件、「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」の宿泊予約者情報が約3万6,000件で、合計約6万2,000件にのぼります。これらは重複を除いた実人数ではなく情報の件数です。漏えいした具体的な項目は対象者へ個別に通知するとして公表していませんが、対象システムにはクレジットカード情報や銀行口座情報は含まれていないと説明しています。侵入経路や悪用された脆弱性は未公表で、外部のセキュリティ専門機関と調査を進めています。ホテルや会員施設は通常どおり営業しており、予約・宿泊への直接的な影響はないとしています。

中小企業への影響

会員サイトや予約フォームなど「自社で持っているウェブサイト」は、24時間誰でもアクセスできるぶん、攻撃者が最初に試す入口になります。富裕層・優良顧客ほど名簿としての価値が高く、名前と連絡先だけでも、会員や施設を装った精巧な詐欺に悪用されます。カード情報が含まれていなくても「漏えい」であることに変わりはなく、顧客対応と信頼回復の負担は小さくありません。

推奨対応

  • 会員サイト・予約フォームなど公開中のウェブシステムの脆弱性を定期的に診断し、放置された古いサイトを閉じる
  • 顧客情報は必要な項目だけを保持し、使わなくなった会員・予約データは計画的に削除する
  • 漏えい時に「どの項目が誰に関係するか」を個別通知できるよう、顧客データの持ち方を整理しておく
📌 このインシデントは継続追跡中です。続報があり次第更新予定。

ココナラ、「ココナラスキルマーケット」に不正アクセス 履歴書・職務経歴書など2,294件が漏えい

スキルシェア事業を手がけるココナラは2026年10月9日、同社が運営する「ココナラスキルマーケット」が外部から不正アクセスを受け、登録会員の個人情報が漏えいしたと公表しました。10月8日午前2時05分に不正アクセスを検知して遮断し、同日13時ごろに再度の不正アクセスを検知、15時ごろには個人情報が外部へ持ち出された形跡を確認しています。その後、脆弱性の修正とセキュリティ強化を同日中に完了したとしています。

漏えいした情報は、スキルマーケットに登録された履歴書449件と、職務経歴書関連の書類1,845件の計2,294件です。クレジットカード情報とパスワードは対象外であることを確認しています。現時点で対象情報の公開や不正利用は確認されていないとし、エージェント事業など他のサービスへの影響もないとしています。具体的な侵入経路や悪用された脆弱性は公表されていません。同社は対象会員へ個別に順次連絡するとともに、所轄警察署および個人情報保護委員会などへ報告するとしています。

中小企業への影響

履歴書・職務経歴書には、氏名・住所・学歴・職歴・顔写真などが一か所にまとまっており、1件あたりの情報の濃さが高いのが特徴です。採用や業務委託で応募者の書類を預かる企業は、件数が少なくても「流出した場合のダメージが大きいデータ」を抱えていることになります。採用管理システムやクラウドストレージに応募書類をため込んでいないか、点検が必要です。

推奨対応

  • 応募書類・履歴書などの重要書類を保管している場所とアクセスできる人を限定し、採用終了後は削除ルールを決める
  • 外部サービスに書類をアップロードする場合は、公開範囲・共有リンクの設定を必ず確認する
  • 不正アクセスを検知したときに「遮断→形跡確認→修正→通報」まで動ける初動手順を整理しておく
📌 このインシデントは継続追跡中です。続報があり次第更新予定。

編集部まとめ

今回の3件は、業務管理ツール・自社ウェブサイト・スキルマーケットと場所は違っても、いずれも「自社が集めて外部に置いた個人情報」が狙われた点で共通します。守るべきは社内の端末だけではありません。どのツール・サイトに、誰の、どんな情報を預けているかを一覧にし、インターネットから直接触れられる入口を減らし、不要になったデータは消す——この棚卸しを今週中に一つでも始めることをおすすめします。

  • 「NewsPicks、メアド32.3万件やクレカ情報の一部36.2万件漏えいか」ITmedia NEWS
  • 「リゾートトラスト、サイトに不正アクセス 会員情報漏洩」日本経済新聞
  • 「『ココナラスキルマーケット』への不正アクセスによる個人情報漏洩に関するお詫びとお知らせ」株式会社ココナラ
  • 「ココナラ、会員の履歴書など2294件漏えい」ITmedia NEWS

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