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WatchGuard Fireware OSの脆弱性(CVE-2026-93857ほか)

WatchGuard は2026年10月27日(米国時間)、ファイアウォール「Firebox」で動く OS「Fireware OS」の脆弱性を公表しました。 公表は CVE の番号で17件あり、そのうち7件が4段階でいちばん上の「Critical(重大)」です(WatchGuard の2026年10月27日の各セキュリティアドバイザリ)。 Firebox は中小企業の社内ネットワークの出入口でよく使われる機器で、修正版の Fireware OS 2026.4・12.12.4・12.5.22 が出ています。

公表された内容

  • 影響を受ける版:Fireware OS 2025.1 以上 2026.4 未満、12.0 以上 12.12.4 未満。T15・T35 は 12.0 以上 12.5.22 未満(WatchGuard。脆弱性によって対象の版が少し違います)
  • 修正版:Fireware OS 2026.4、12.12.4、12.5.22(T15・T35)
  • 悪用の有無:WatchGuard は、各脆弱性について悪用は把握していないとしています
  • おもな脆弱性(CVSS v4.0 の基本値は WatchGuard の値)
    • CVE-2026-93857(9.2):SIP プロキシのバッファオーバーフロー。SIP プロキシを使うポリシーがあると、認証なしにリモートからコードを実行されるおそれ
    • CVE-2026-93866(9.2):Access Portal の整数オーバーフロー。Access Portal を有効にしていると、認証なしにメモリの範囲外へ書き込まれるおそれ
    • CVE-2026-112709(9.2):Active Directory での認証の処理のバッファオーバーフロー。AD のサーバーとの通信を乗っ取られた場合などに、サービスの停止やコードの実行につながるおそれ
    • CVE-2026-103594(9.5):WireGuard の設定の処理のバッファオーバーフロー。FireCloud Gateway として使っていて、WatchGuard Cloud との通信を復号・改ざんされた場合が条件
  • 回避策:各アドバイザリは、対象の機能(SIP プロキシ・Access Portal・AD 認証・FireCloud Gateway)を使っている構成が影響を受けるとしています。解決策としては修正版への更新を示しています

中小企業が今日からできること

  • Firebox の Fireware OS の版を確かめる:管理画面(Web UI)か WatchGuard Cloud で版を見て、2026.4・12.12.4(T15・T35 は 12.5.22)より前なら更新の予定を決める
  • 保守を頼んでいる会社に連絡する:Firebox の設定や更新を販売店・保守会社に任せているなら、今回の更新を当てる日を確認する
  • 使っていない機能を止める:SIP プロキシ・Access Portal を使っていなければ、ポリシーや設定から外しておく
  • 管理画面を外から開けないようにする:Firebox の管理画面をインターネット側から開ける設定になっていないかを確かめる
  • 更新のあとにログを見る:更新の前後で、見慣れない再起動や接続の記録がないかを確かめる

出典

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