ブラストメールの不正アクセス 続報|漏えい確認の契約が421件に
公開
メール配信サービス「ブラストメール」への不正アクセスについて、ラクスライトクラウドは2026年11月4日13時10分の更新で、外部の専門機関の調査により、新たに76件の契約で漏えいが分かったと公表しました(ブラストメールのお知らせ)。 契約者の情報以外の漏えいを確認した契約は、10月26日以降の345件から421件に増えました。421件すべてに個別の連絡を終えたとしています。 ブラストメールを使っている会社と、その会社のメールマガジンなどの配信先になっている人に関係します。サービスは10月21日から止まったままです。
公表された内容
- 新たに分かった76件:配信先のアドレスや顧客のリストなどの読者のデータと、メールの本文の漏えいは確認されていないとしています(2026年11月4日の更新)
- 全体の状況:契約者の情報以外の漏えいを確認した契約は421件。数は外部の調査の進み具合で変わるおそれがあるとしています
- 全契約者の情報:販売管理システムから、すべての契約者の会社名・担当者名・電話番号・メールアドレス・請求先のメールアドレス・契約と支払いの履歴などが持ち出されたとしています。クレジットカード番号は保持していないとしています
- 原因:第三者が API 用のサーバー2台に侵入してコマンドを実行し、販売管理システムとサービスのデータベースに接続してデータを持ち出したとしています。侵入の経路の詳しいことは調査中です
- 再開:11月11日(水)ごろの再開を目指すとしています。OEM 版は再開のめどが立っていません
経緯
- 2026年10月20日21時52分:システムの監視の警告で気づき、対応を始める
- 10月21日0時30分ごろ:管理画面と API を緊急に止め、1時ごろからメールの配信も止まる
- 10月21日17時25分:不正アクセスとデータの持ち出しを公表(同日、親会社のラクスも第2報を公表)
- 10月23日17時:契約者の情報以外の漏えいを確認した契約は288件
- 10月24日13時20分:344件に
- 10月26日17時:345件に(11月1日の更新まで変わらず)
- 10月30日12時:11月11日ごろの再開を目指すと公表
- 11月4日13時10分:新たに76件が分かり、421件に
会社の対応
- 新たに分かった76件の契約者には、11月4日にメールで個別に知らせたとしています
- 専門機関による外部の調査を続けています。次の報告は11月5日(木)中の予定です
- 個人情報保護委員会への報告を、契約者の会社と連名で行えるようにしています(行政機関などは代行の報告。10月30日から2回目の受付)
- 個人情報保護委員会などの機関へ報告し、警視庁へ通報したとしています
中小企業が今日からできること
- ブラストメールを使っている会社は、個別の連絡が届いていないか確かめる:契約の担当者のメールアドレスと迷惑メールのフォルダを見て、自社が421件に入っているかを確かめる
- 自社の名前をかたるメールに備える:契約者の会社名・担当者名・連絡先が持ち出されているため、取引先や客に「当社がパスワードやカード番号を聞くことはない」と知らせる文面を用意する
- 再開を待つ間の連絡の手段を決める:大事なお知らせは、別の配信サービスや会員サイトのお知らせなど、別の方法で送れるようにしておく
- 配信サービスに預けているリストを減らす:再開のあとに、使っていない配信先のリストや古い退会者のデータを消す
- 個人情報保護委員会への報告の要否を確かめる:配信先のリストが漏えいした会社は、連名の報告の受付を使うかどうかを、社内で決めておく