【インシデント速報】2026年10月7日|ミスターマックス最大173万人・チャーム退会者約2.5万件・ポイントインカム195件・JOGMEC約8,500件
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①ミスターマックスがアプリとオンラインストアへの不正アクセスで最大173万5,154人分の会員情報流出を公表した。②チャームは第4報で退会済み顧客約2.5万件の漏えいを追加公表し、ポイントインカムでも会員・従業員195件が閲覧された可能性がある。③JOGMECではメールアドレス約8,500件が漏えいした可能性がある。会員システムの入口点検と、退会者データの保持期間の見直しが今週の確認事項になる。
ミスターマックス、アプリとオンラインストアに不正アクセス 最大173万5,154人の会員情報が流出
九州・関東などでディスカウントストアを展開するミスターマックスは2026年10月6日、「MrMaxアプリ」とオンラインストアのサーバーが第三者の不正アクセスを受け、会員の個人情報が流出したと公表しました。対象は10月3日時点のアプリ会員とオンラインストア会員の最大1,735,154人です。
流出の可能性がある情報は会員ID・氏名・メールアドレス・電話番号です。住所・生年月日・クレジットカード情報・パスワード・購入履歴は流出していないことを確認したとしています。原因について同社は、サービスを構成するソフトウェアの機能を第三者が不正に利用してサーバーに侵入したと説明しており、具体的な手法やソフトウェア名は公表していません。
中小企業への影響
氏名・メールアドレス・電話番号の組み合わせは、ミスターマックスを装ったフィッシングメールやSMSにそのまま使えます。従業員が会員である可能性も高く、「会員情報の確認」「ポイント失効」をかたる偽メールが社内に届くことを想定しておく必要があります。また、パッケージソフトの機能悪用が侵入経路とされている点は、既製の会員システムやECパッケージを使う中小企業にも当てはまります。
推奨対応
- 従業員に対し、ミスターマックスをかたるメール・SMSのリンクを開かないよう周知する
- 自社の会員システム・ECサイトで使っているパッケージやプラグインの一覧と、管理機能の外部公開有無を確認する
- 委託先が運用しているサーバーについて、修正プログラムの適用状況と不審アクセスの監視体制を報告してもらう
チャーム本店の不正アクセス、第4報で退会済み顧客約2.5万件の漏えいを追加公表
ペット用品通販のチャームは2026年10月7日、8月に判明した「チャーム本店」1号店・2号店への不正アクセスについて第4報を公表しました。法令上必要な取引記録や過去の注文への問い合わせ対応のために保管していた退会済み顧客の情報約2.5万件について、大部分で漏えいを確認し、一部は漏えいのおそれがあるとしています。
同社は第3報までに、漏えいを確認した情報約37万件、漏えいのおそれ約2万件、不正ログイン239名を公表しています。第1報で示された対象項目は氏名・住所・電話番号・生年月日・性別・メールアドレス・所持ポイント数・パスワードのハッシュ値などで、クレジットカード情報は含まれないと説明されています。不正アクセスは8月11日に判明し、翌12日に遮断されました。同社は今後、保存期間を過ぎた情報の削除を徹底するとしています。
中小企業への影響
退会したはずの顧客の情報が漏えいすると、顧客側は「もう関係のない会社から漏れた」と受け止め、信頼の毀損が大きくなります。取引記録の保存義務がある情報と、そうでない情報が同じ場所に残り続けているケースは中小企業でも珍しくありません。
推奨対応
- 退会者・解約者のデータについて、保存が必要な項目と根拠(法令・契約)を一覧にする
- 保存期間を過ぎたデータの削除ルールを定め、実際に削除されているかを確認する
- 保存が必要なデータは、日常業務で使うシステムから切り離して保管できないか検討する
ポイントサイト「ポイントインカム」に不正アクセス 会員88件・従業員等107件が閲覧された可能性
ポイントサイト「ポイントインカム」を運営するセレスは2026年10月7日、第三者による不正アクセスを受け、ポイントインカム会員の情報88件とセレス従業員などの情報107件、計195件が閲覧された可能性があると公表しました。10月5日未明から不審な挙動が断続的に検知されていたとしています。
外部への持ち出しは確認されていないとしており、閲覧された可能性のある情報の具体的な項目、侵入経路は公表されていません。クレジットカード情報などの決済関連情報はサーバーで保持していないため対象外です。
中小企業への影響
件数は少ないものの、顧客情報と同じ環境に従業員情報が置かれていた点に注意が必要です。社員の情報が攻撃者に渡ると、社内関係者を装ったなりすましメールに使われるおそれがあります。
推奨対応
- 顧客情報と従業員情報が同じサーバー・データベースに置かれていないか確認する
- 不審な挙動を検知した時点で、誰がどの判断で遮断するかを事前に決めておく
- 管理画面へのログインに多要素認証を設定する
JOGMECに不正アクセス、役職員・外部関係者のメールアドレス約8,500件が漏えいの可能性
独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は2026年10月2日、情報システムへの外部からの不正アクセスにより、メールアドレス計約8,500件が漏えいした可能性があると公表しました。内訳は役職員約1,100件、外部の関係者約7,400件です。漏えいの可能性は9月9日に判明しました。
漏えいの可能性がある情報はメールアドレスで、具体的な侵入手法や不正アクセスの開始時期は公表されていません。原因の詳細は関係機関や専門事業者が調査中としています。
中小企業への影響
外部関係者のアドレスが約7,400件含まれており、JOGMECと取引や連絡のある企業は、JOGMECを名乗るメールを受け取る可能性があります。所属組織が判明しているメールアドレスは、標的型メールの宛先リストとして価値が高い情報です。
推奨対応
- JOGMECと連絡を取っている部署に、差出人や添付ファイルの確認を徹底するよう伝える
- 取引先を名乗る振込先変更・請求書送付のメールは、電話など別経路で確認する
- 自社のメールサーバーやグループウェアのログイン履歴を確認し、海外などからの不審ログインがないか点検する
編集部まとめ
今回の4件は、会員アプリ・EC・ポイントサイト・公的機関と入口が異なります。JPCERT/CCも10月8日に国内組織への不正アクセス多発について注意喚起を出しました。自社で外部に公開している会員システムや管理画面を洗い出し、退会者データを含めて「持ち続けている情報」を減らすことが、被害を小さくする現実的な手段です。
- 「ミスターマックスのアプリとオンラインストアへ不正アクセス」ROCKET BOYS / NHK
- 「チャーム本店 不正アクセス 第4報」ROCKET BOYS
- 「ポイントインカム 不正アクセス」ROCKET BOYS
- 「JOGMEC 不正アクセス メールアドレス漏えい」ROCKET BOYS
- 「直近で相次いでいる国内組織における不正アクセスに関する注意喚起」JPCERT/CC