フクビ化学工業の英語版サイトに不正アクセス|サイトを停止して調査
公開
建材メーカーのフクビ化学工業が2026年9月28日、同社が運営する英語版ウェブサイトの一部のサーバーに、外部から不正アクセスがあったと公表しました。 アカウント全体の全データと全ての自動実行の設定について、削除と復旧に向けた調査・対応を進めているとしています(フクビ化学工業の発表)。 外部へのデータの流出の可能性を含め影響の範囲は調査中としており、9月30日の続報で、基幹システムや社内ネットワークへの影響はその時点で確認されていないとしています。
公表された内容
- 発覚:2026年9月16日に不正アクセスが分かり、同日中に対象のサイトを止めたとしています
- 被害:全てのドメイン・サブドメインを含むアカウント全体について、全データと全ての自動実行の設定の削除と復旧に向けた調査・対応を進めているとしています。誰が削除したかは発表に書かれていません
- 対象のサイト(9月30日の続報):外部の事業者のレンタルサーバーで運用していた海外向けの英語版サイト。建材製品の特設サイト(英語版)、海外の連結子会社(ベトナム・タイ)のサイト、ファンダラインのサイト(英語版)
- 情報の流出:流出の可能性を含め、影響の範囲は調査中としています(9月28日の発表)
- 原因:侵入の方法と経路は特定されておらず、調査中です
経緯
- 9月16日:英語版サイトのサーバーへの不正アクセスが分かり、サイトを停止
- 9月28日:不正アクセスによるシステム障害を公表
- 9月30日:続報で対象のサイトを補足。対象のサイトは、基幹システム・社内ネットワーク・コーポレートサイトなどを管理するサーバーとは別の環境で運用されていたと説明しています
会社の対応
- 対象のサイトを止め、復旧の作業を進めているとしています
- 侵入の経路と影響の範囲の特定を続け、連結業績に影響が見込まれる場合はすぐに開示するとしています
中小企業が今日からできること
- 海外向け・キャンペーン用など「本体以外のサイト」を一覧にする:子会社や特設サイトを別のレンタルサーバーで動かしている場合、契約しているサーバー、管理者のアカウント、更新の担当者を書き出し、更新を忘れているサイトがないか確かめる
- サーバーとは別の場所にバックアップを置く:レンタルサーバーの中だけにバックアップがあると、アカウントごと消されたときに戻せない。サイトのファイルとデータベースを、別のサービスや社内に定期的に保存する
- サーバーの管理アカウントを守る:レンタルサーバーの管理画面のパスワードを使い回していないか確かめ、多要素認証を有効にする。FTPなどの古い接続方法を使っていなければ止める
- 社内のシステムと分けておく:公開サイトのサーバーと、基幹システム・社内ネットワークを同じ環境に置かない。今回のように、別の環境であれば被害を広げずにすむ
出典
- フクビ化学工業「第三者の不正アクセスによるシステム障害に関するお知らせ」(2026-09-28)
- フクビ化学工業「第三者の不正アクセスによるシステム障害に関する続報」(2026-09-30)