扶桑電通のクラウドストレージに不正アクセス|個人情報2万6489件が漏えいのおそれ
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ICT サービスの扶桑電通が2026年9月10日、社外の関係者との情報共有に使っていたクラウドストレージの共有フォルダへの不正アクセスについて、調査結果(第2報)を公表しました。 漏えいした可能性がある個人情報は2万6489件です(扶桑電通の発表)。 取引先と共有フォルダでファイルをやり取りしている会社は、外部の利用者のアカウントの管理を見直すきっかけになります。
公表された内容
- 件数:2万6489件(2026年9月10日の発表)
- 対象:取引先のお客様とご担当者
- 情報の種類:氏名、住所、電話番号。銀行口座番号やクレジットカード情報などの決済に関する情報は含まれていないとしています
- 原因:外部のセキュリティ専門会社との調査で、第三者による認証情報の不正利用と確認したとしています。認証情報が第三者に渡った経路は特定できていません
- 調査の状況:認証情報の不正利用のほかに不審な動きは見つからず、調査は完了したとしています
- 二次被害:9月10日の時点で、個人情報の不正利用などは確認されていないとしています
経緯
- 2026年7月22日:第1報を公表(第2報の記載による)
- 2026年9月10日:第2報で、原因・影響の範囲・再発防止策を公表。対象者には個別に連絡したとしています
会社の対応
扶桑電通は、再発防止策として次のことを挙げています(2026年9月10日の発表)。
- クラウドストレージの外部の利用者に多要素認証を導入し、義務にする
- パスワードの複雑さの決まりを見直し、定期的な変更のルールを当てる
- 外部と共有するフォルダの使い方・アクセス権の管理・定期点検のルールを見直し、監査を強める
- 年2回、アカウントの棚卸しをして、決まりに反するものや不要なものを整理する
- 情報セキュリティの教育を定期的に行う
中小企業が今日からできること
- 外部の人のアカウントにも多要素認証を求める:取引先や委託先に発行したクラウドストレージのアカウントが、ID とパスワードだけで入れる状態になっていないか確かめ、多要素認証を必須にする
- 共有フォルダの中身を減らす:取引先と共有しているフォルダに、顧客の名簿など必要以上の個人情報が置かれていないか確かめ、やり取りが終わったファイルは消す
- アカウントの棚卸しを日付を決めて行う:退職者・取引が終わった相手・使われていないアカウントを、半年に1回など決まった時期に洗い出して止める
- ログインの記録を見られるようにする:クラウドストレージの管理画面で、普段と違う場所や時間からのログイン、大量のダウンロードに通知が出る設定があれば有効にする
出典
- 扶桑電通「当社が利用するクラウドストレージへの不正アクセスについて(第2報)」(2026-09-10)